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田中丸武/安永昴生 組 早稲田大学(閖上2023全日本470)

早稲田大学の田中丸武(タナカマル タケル)と安永昴生(ヤスナガ コウキ)です。

今年の全日本470選手権大会は宮城県の閖上にて行われました。

今回の全日本470は活動拠点としている葉山から遠く、直前に全日本個人戦もあったことから当初は出場するのは厳しいと思っていたのですが、日本470協会と関東470協会が支援してくださったおかげで出場することができました。

本レポートでは大会の様子や自分たちの活動について時系列に沿って書いていきたいと思います。


現地入り 9/5

自分達はは大会の2日前に現地入りしました。ハーバーに入る際にまず目に入ったのが、全日本470ののぼりでした。ハーバーに入るまでに全日本四七〇と漢字で書かれたのぼりがずらりと並べられているのを見て、大会の開催地に来た実感が湧きました。ハーバーは広く、積み下ろしの場所も十分にあったため、午前中に積み込みを終わらせて午後には出艇することができました。そして海に出て1番驚いたのはうねりの高さと高さと潮の強さでした。普段から葉山で練習しているためうねりも潮もある程度は慣れていると思っていましたが、かなり新鮮なセーリングとなりました。

練習後は、ハーバーから車で15分ほどの距離にあるバリューザホテル仙台名取に行きチェックインをしました。1人1部屋で2食付きであるのに、かなり値段も安くご飯も美味しかったのでとても助かりました。また、ホテルの方もとても親切に対応してくださり練習やレース後にしっかりと心を休ませることができました。


大会前日9/6

大会前日は台風の影響もあってか朝から雨が降っており午後には大雨となりました。早稲田は午前中に出艇し、午後に計測と受付を行いました。この日に印象に残っているのは海の色が茶色と水色でくっきりと分かれているところがあり、そこでは潮の流れが異なっていることでした。大会期間中に同じようなものがあれば注意しなければいけないとチームでも話題にあがりました。

午後に行われた計測と受付の際は雨が降っており、バウナンバーが剥がれないか心配でしたが、テントの下で貼るなどすることで問題なく貼ることができました。



Day1 9/7

大会初日、第1レースは北西の陸風で行われました。現地入りしてからこれまで練習したことのない風向であったためシフトの傾向がとても掴みづらかったですが、目の前の1艇にこだわりなんとかシングル(8位)でフィニッシュすることができました。午後になり風向が南東に変化したのち、第2・3レースが行われました。第2レースでは下側エンド付近でのスタートから左海面へ伸ばし、今大会の目標でもあったナショナルチームを抑えてのトップフィニッシュをすることが出来ました。とても嬉しく、鮮明に覚えています。その後第3レースでは順位を崩してしまい(16位)、初日のカットレースとなりました。

 レースの後にはレセプションが行われ仙台名物の牛タンつくねや笹かまぼこなどを食べることができました。飲み物として大量のレッドブルが用意されていたのも驚きました。レセプションではビンゴ大会も開催され、景品は数も多く色んな種類のものが用意されていたため、番号が読まれるたびに必死になってビンゴカードを見ていました。最終的には自分はザイクのジャケットを頂くことができたのでとても嬉しかったです。


Day2 9/8

大会2日目、この日はフリート別の3位で、470協会が用意してくださった上位3艇のビブス(3位は赤のビブス)を着て戦いました。私たちのいるフリートは今大会出場していたナショナルチーム4艇のうち3艇がいる激戦のフリートでしたが、なんとか3レースともシングルでまとめる事ができ、2日目のレースを終えることが出来ました。


Day3 9/9

大会3日目は決勝シリーズに突入し、今大会で最も風速の上がった1日でした。私たちのチームは3レースを31-12-5で終え、大きなカットレースを作ってしまう1日となりました。振り返ると強風域においてトップ選手たちとの大きな技術差が見え、激しいボディアクションに加えて冷静な状況判断をし続けられているナショナルチームの体力的な余裕には本当に驚きました。私たちも早くこのレベルに到達したいと、刺激をもらうことができた1日でした。


Day4 9/10

大会最終日は風の無い予報で、風待ちののちに軽風コンディションで2レースを消化し、12-7という順位でした。軽風下ではスタートの重要性が非常に高く、有利エンドからでも安定したスタートを切る技術のある艇から上位に入っていた印象でした。私たちの艇はスタートの技術を主な課題として現在も取り組んでいるので、レベルの高いフリートでスタートの経験を積めたことはとても良かったと感じました。



大会が終わった後は、東京に戻る前に仙台駅で牛タンとずんだシェイクを食べました。その日は幸運にも牛タンの日(9月10日)だったためサービスでとろろを無料で食べることができました。仙台にはああまり来たことはありませんでしたが、ハーバーも綺麗でご飯も美味しく人も優しい素晴らしい場所でした。今回は機会がなく食べることができなかったので、次来た際には日本で1番美味しいと有名な閖上の赤貝も食べてみたいと思います。



行けるはずがないと思っていた閖上の全日本470でしたが、支援のお陰で大会に参加することができ、レースでも生活面でもとても貴重な経験をすることができました。今回での学びを活かして自分たちの目標とする全日本インカレに向けてこれからも練習に励みたいと思います。





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