中濱光祐&田中亮組 神奈川大学 (唐津2022全日本レポート)

JPN4783

ヘルム 神奈川大学 中濱光祐

クルー 神奈川大学 田中亮


今回レポートを担当させて頂く神奈川大学4年の中濱と田中です。よろしくお願いします。

今年の全日本470選手権は佐賀県唐津市で行われました。

私たち中濱/田中ペアは大学2年生の頃からペアを組んでおり、今大会が最後のペアでのレガッタでした。そのため、今大会に懸ける思いは大きなものでした。そんな私たちの佐賀県での6日間をお届け出来たらと思います。

まずは初日、8月16日です。この日は積み下ろしをして、大会計測を行いました。朝9時から大会計測受付開始だったのですが、受付開始前から長い行列ができていました。私達は早めにハーバーに到着していたため、4番目に計測を行うことができました。その日は天気が不安定で雨が急に強くなったり止んだりする中での計測・準備でした。

各選手、運営の方達も大変だったと思います。私たちは早めに大会計測を終えることが出来たので練習のためにいざ唐津の海へ。初めての九州の海で本当に最高でした。まずディンギーに乗っていて感じたのが波の無さです。私たちは普段江ノ島で活動しており、江ノ島で乗られたことがある方なら分かると思いますが、とにかく波やうねりが高いです。そのため、佐賀で乗った時の第一印象は「とにかく走りやすい」でした。ただ、湾を囲む山の影響からかブローの強弱の激しさや、ブローのあるポイントがはっきりしていました。これはレースではしっかり奥までブローを取りに行かないときついぞと、ペアの田中と話し合いました。

練習が終わったら次に宿泊施設へ。私たちは伊万里市にあるホテルWINに泊まりました。

このホテルから佐賀県ヨットハーバーまで車で約40分ほどかかります。もっとハーバーから近い場所に泊まれば良いのにと思う方もいらっしゃると思いますが、なんとハーバー近くのホテルが空いていませんでした。明らかに予約が遅かったのが原因です。痛恨のミスを犯してしまいました。ただ、それはここだけのお話にしておきます。その日はゆっくりホテルで体を休めました。遂に明日から予選レース、程よい緊張感で初日を終えました。

2日目です。遂に予選レースが始まります。私たちはyellow fleetでした。出艇直前にスロープに並ぶ各水域から来た普段見ることのない選手達を見て、勝ちたいという気持ちがより一層強くなりました。

最初は3~4m/s程のコンディションでした。ただ、海上でオレンジ旗が掲揚される直前にどんどん風速が上がっていきました。1レース目が始まる頃には平均6m/sで最大は8m/sは越えていたと思います。1レース目は左の海面を使ってレース展開をしました。ただ、初日に話した通り、左奥のブローを掴むか掴まないかが、上位を走るか走れないかのきっかけになりました。私たちは初日に奥のブローを取りに行こうと話していたのにも関わらず、左から来る艇団を下受けしてしまいました。ただ、ダウンウインドでは死ぬ気のロッキングで1レース目は10位で終えることが出来ました。1レース目終了後、さらに風速は上がっていきました。2レース目が始まる頃には平均10m/sで最大は12m/s程でした。私たちは強風コンディションは得意だったので強気でレースに臨みました。ただ、本当の勝負はここからでした。2レース目スタート後、徐々に風が上がっていき、ダウンウィンドでは沈艇も出てきていました。ただ、今このレガッタに参加している選手達は全国から集まってきた猛者たちです。強風化でもみんなしっかり走ってきます。3マーク回航後にはクローズを走るのが困難な程風が吹き上がっていました。私の体感では最大15m/sは吹いていたと思います。私たちは2レース目に1回沈をしてしまいましたが、無事13位でフィニッシュすることが出来ました。2レース目はDNFが大量に出る波乱のレースとなりました。

続いて2日目です。2日目は朝から風が弱く、APが上がっていました。1時間の陸上待機を行った後D旗が上がり全艇曳航でレース海面に向かいました。しかし完全に風がなくなり結局ハーバーに戻りました。昼過ぎから風が吹き始め、再出艇しました。そこからは風が安定し、無事3レース消化することができました。風が変わりまくる海面でのレースは少しも気が抜けませんでした。

続いて3日目です。ここからゴールドフリートとシルバーフリートで分かれレースをしました。私たちはゴールドフリートに残ることが出来ました。やはりゴールドフリートはレベルが高く、厳しいレースを強いられました。しっかりスタートを出て、奥の風を早くつかんだ艇が前を走っていた印象でした。この日も風に恵まれ3レース実施することができました。

4日目も同様3レース行いました。2日目、3日目と晴れていましたがこの日の天気は曇りでした。風向はほぼ昨日と同じで左奥の風が強いことが予想されましたが、島の上の厚い雲の影響か、右側から真ん中にかけて強めの風が入ってくることが多かった印象です。

左を狙っていた私たちは撃沈しました。この日でレースはほぼ終わり、残すはメダルレースのみとなりました。

迎えた大会最終日はメダルレースが行われました。上位10艇のみ出れるレースで、陸でセールを上げて待機している時点でかっこよかったです。私たちもメダルレースに参加したかった...。少し風待ちをしたのち出艇していきました。自分たちは陸から観戦していました。目の前でのレースはとても迫力がありました。

2上まで1位は吉田さんの艇でしたが、最後のランニングで磯崎さんが前に出て、トップに立ち、そしてそのまま逆転優勝を飾りました。最後まで誰が勝つかわからない状態で、自分がその立場ならとっくに心はやられているなと思いました。最高のレースを見させていただきました。また、同じ学生がプロチームの前を走っている姿を見て、大きな刺激を受けました。

閉会式後、じゃんけん大会を行い、景品を取り合いました。なんと学生チーム対象にピアソンをジャンケンで決めるという衝撃の内容でした。右手に新艇がかかってると思うと人生で1番スケールの大きいジャンケンだったと思います。景品としては私はノースセールのTシャツをゲットすることが出来ました。残念ながら田中は1つも景品を取れませんでしたがとても楽しかったです。

このレガッタでは色々なことを学べました。私たちの目標である全日本インカレが目前まで迫ってきましたが、今回の経験を部にしっかりフィードバックしたいと思います。

最後になりますが、今回のような遠方の開催でもたくさんの選手が参加することが出来たのは関東470協会様の支援があってのものだと思います。ご支援ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。

特集記事
最新記事
アーカイブ
タグから検索
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square